台風10号からの湿った空気の影響で大雨となった愛知県蒲郡市では、土砂崩れが発生しました。男女5人が生き埋めになり、1人が救助されましたが、現在も救出作業が続いています。

 (梅谷悠祐記者報告)
 愛知県蒲郡市の土砂崩れが起きた現場です。現在こちらからでも山の一部がむき出しになっていることが分かります。

 蒲郡市によりますと、27日午後10時すぎ、竹谷町大久古の住宅にいた40代の女性から「土砂崩れで家族5人が生き埋めになった」と消防に通報がありました。

 消防によりますと、土砂崩れに巻き込まれたのは木造2階建ての住宅で、当時住宅には70代の男性1人、70代の女性1人、40代の女性2人、30代の男性1人の5人がいたとみられます。

 自衛隊も現場に派遣され、28日午前0時すぎ、40代の女性1人が救出されました。

 女性は軽傷だということで、この女性は消防に通報した女性だったということです。

 また、早朝にはがれきの中から女性の声が確認されたということで、現在、声が聞こえた周辺を中心に救出活動が続けられています。

 午前7時には蒲郡市が、土砂崩れがあった大久古地区の14世帯に土砂災害の恐れがあるとして、避難指示を発表しています。

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