秋篠宮ご夫妻は25日、京都市の国立京都国際会館で「第27回国際昆虫学会議」の開会式に出席された。トンボの研究で学術論文を発表している長男の悠仁さまも主催者側からの招待を受けて来場。開会式後はそろって昆虫学者らから研究内容の紹介を受け、国内外の研究者と交流を深めた。
開会式で秋篠宮さまは英語であいさつ。「昆虫は人間にとって身近であるとともに、環境指標になる生き物でもあり、生活や経済活動とも深い関わりがあります」と述べ、昆虫学の発展に期待を寄せた。
その後、来日した学者らによる研究内容の紹介があり、悠仁さまは秋篠宮ご夫妻とともに食用昆虫やトンボの生態などの説明に熱心に聴き入った。環境汚染が生態系に与える影響などに関心を示していたという。
悠仁さま自身も今回の会議に、皇居のトンボの生態に関する研究でポスター発表に参加している。
国際昆虫学会議は世界最大規模の昆虫に関する学術会議。日本学術会議と日本昆虫科学連合が主催する。秋篠宮ご夫妻はこれまでも、日本学術会議が共催するさまざまな分野の国際会議に出向いている。【山田奈緒】
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