28日に「強い」勢力のまま日本列島を直撃する予想の台風10号。過去に上陸した類似した台風では、暴風や大雨で被害も出ています。
■“類似コース”で暴風雨 甚大被害も
過去、今回の台風10号とよく似た台風がありました。6年前の2018年9月に14人の死者を出した台風21号。この台風で強く印象に残ったのが暴風でした。関西国際空港では風でタンカーが流され、連絡橋に衝突しました。道路では、次々と車が風にあおられたのです。
この2018年の台風21号のコースなどよく似ているのが今回の台風10号なのです。発達しながら北上している台風10号。今月27日には「非常に強い勢力」となり、その後、西日本を直撃。本州を縦断するように進むとみられています。
2018年の台風21号も同じように発達しながら北上し、「非常に強い勢力」で徳島県に上陸。その後、兵庫県に再上陸し、近畿地方を縦断しました。
台風21号の際、関西空港で最大瞬間風速58.1メートルなど各地で猛烈な風が観測されたように、今回の台風10号も接近時には最大瞬間風速60メートルと予想されているのです。そして、台風21号は各地で猛烈な雨も降らせました。
今月、台風5号による大雨の被害を受けた国の天然記念物の鍾乳洞「龍泉洞」。12日から閉鎖されていましたが、25日にようやく営業を再開できたのです。
龍泉洞事務所 菊地隆二所長
「(台風10号は)自然災害なので、未然にちょっと防ぐことはできない。まずは、それることを祈っていきたい」
■連続被害を懸念 計画運休の恐れも
また、交通への影響も懸念されます。東海道・山陽新幹線で計画運休の可能性があり、上越・北陸新幹線などでも遅れや運休が生じる可能性があります。
▶テレ朝天気
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