大阪府警本部

 大阪府豊中市の公園で男性が集団暴行された事件で、大阪府警は23日、新たに21~18歳の女性3人を殺人未遂の疑いで逮捕したと発表した。被害者の男性はこのうち1人と付き合っていたといい、府警は交際トラブルが原因の可能性があるとみて調べている。

 3人は豊中市庄内幸町3の無職、中山凜容疑者(21)のほか、住所不定の19歳女性と大阪市東淀川区の18歳女性。府警は認否を明らかにしていない。暴行に関与した疑いで逮捕されたのは計6人となった。

 捜査1課によると、被害者の大中龍弥さん(22)=京都市右京区=は今回逮捕された19歳女性と交際しており、暴行される前、公園近くのマンションに住む中山容疑者の部屋にいたことが確認されたという。容疑者らのグループとは大阪・ミナミのグリコ看板下の遊歩道「グリ下」で知り合ったとみられ、府警は交際関係を巡って何らかのトラブルがあったとみている。

 中山容疑者らの逮捕容疑は、豊中市の公園で18日夜、大中さんの頭を蹴るなどして殺害しようとしたとされる。大中さんは一時意識不明となったが、命に別条はなかった。

 府警はほかにも暴行に加わった人物がいるとみて行方を追っている。【斉藤朋恵】

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