スマートフォン(イメージ)=iStock
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 物価高や株価の乱高下など経済の先行きが不透明な中、オンラインシステムで家計診断をする人が増えている。ベンチャー企業のブロードマインド(東京都渋谷区)が運営する「マネパスhandy」や、400F(東京都中央区)の「オカネコ」が人気。ブロードマインドは「自身のライフプランで教育資金や老後の備えが十分なのか、検討するために使ってほしい」としている。

マネパスhandyでは子供の人数や旅行、住み替えなどさまざまな想定ができる=ブロードマインド提供
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 「マネパスhandy」は、自身や配偶者の年収、持ち家や子供の有無などを入力。子供が将来通う学校を私立か国公立か選択したり、子供の人数や収入を変えたりすることで、想定するライフプランで金融資産残高の増減などが一目で分かる。8月22日時点での累計利用者数は、2023年4月と比べ約2倍に増えたという。

マネパスhandyでは、さまざまな想定での金融資産残高が分かる=ブロードマインド提供
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 収入などが似ている他の人と資産状況を比較できる家計診断サービス「オカネコ」も人気となっており、今年6月に累計利用者数が100万人を突破した。居住エリアや年齢、貯蓄額などに回答し、自身と似た環境の人と比較した家計状況の評価や、改善のアドバイスが得られる。

 ブロードマインドの担当者は「新NISA(少額投資非課税制度)の開始で運用に関心が高まっているものの、株価や為替の先行きは見通しにくく、自身のライフプランに不安を抱く人が増えている。将来の家計の状況を知ることで、貯蓄や転職の計画を立てやすくなる」と話す。【古屋敷尚子】

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