「東京レインボープライド2024」のパレードに参加した大勢の人たち=東京都渋谷区で2024年4月21日午後0時20分、三浦研吾撮影

 多様な性を祝福するイベント「東京レインボープライド2024」のパレードが21日、東京都渋谷区の代々木公園周辺で開かれた。LGBTQなど性的少数者の運動を象徴する虹色の旗やプラカードなどを手にした参加者約1万5000人(主催者発表)が、笑顔で練り歩いた。

 性的少数者が差別や偏見にさらされることなく生きられることを目指し、2012年から毎年開催されている。イベントに協賛する企業や団体、出展ブースの数は過去最多という。

 日本で初めて性的少数者によるパレードが実施された1994年から今年は30年の節目となる。主催したNPO法人「東京レインボープライド」共同代表理事の杉山文野さん(42)は「LGBTQへの認知度は高まったが、差別禁止などの法整備が進まず、大きな課題だ。イベントを通じ、少しずつでも変えていきたい」と話した。【藤沢美由紀】

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