多くの観客を魅了した山鹿灯籠まつりの「千人灯籠踊り」=熊本県山鹿市で2024年8月16日午後8時12分、野呂賢治撮影

 熊本県山鹿市で16日夜、夏の風物詩「山鹿灯籠(とうろう)まつり」のフィナーレとなる「千人灯籠踊り」があり、頭に和紙製の金灯籠を載せた浴衣姿の女性約1000人があでやかな舞を披露し、観客を魅了した。

 深い霧に阻まれた景行天皇の巡幸を、山鹿の住民がたいまつを掲げて迎えたことがまつりの由来で、室町時代になり、和紙で作られた灯籠を奉納するようになったとされる。

 午後8時過ぎ、やぐらの周りに幾重もの輪を作った1000人の女性らが民謡「よへほ節」に合わせて踊り始めると、金灯籠の柔らかな明かりも相まって会場は幻想的となり、観客らは言葉を失っていた。【野呂賢治】

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