大阪市で15日未明、最大24万軒以上が停電し、街灯や建物の明かりだけでなく、30度近い暑さのなか、エアコンまで止まる事態となりました。夜明け前を襲った“大規模停電”。その原因とは。
■街頭や信号も…街は暗闇に
午前4時過ぎ、大阪市の中心部を含む9つの区と、守口市の一部で停電が発生しました。記者の自宅では…。
石黒俊人記者
「午前4時半です。非常灯はついていますが、通常灯は一切反応しません」
外に出てみると…。
辻村周次郎記者
「街灯が完全に消えてしまっています。この辺りの道路は完全に真っ暗になってしまっています。停電のため、マンションのオートロックが効かなくなっています。締め出されてしまいました。困りました、家の中に入れません」
■交通も混乱 熱帯夜の街は…
影響は交通機関にも…。
駅員
「皆様にお断りいたします。ただ今、関西電力が停電となっております。そのため、電車の運転が困難となって、電車の運転をしておりません」
利用客
「出勤する前で準備していて、出ようと思ったらいきなりバチっと全部消えちゃったので」
京阪本線の一部と中之島線の全線で、始発から午前8時過ぎまで運転を見合わせました。
午前4時の気温は28.8℃だった大阪。
大阪市民
「『暑いな』ってなって。クーラー切れてたんですよね。それで起きて」
「暑かったですよ。いつまで続くんだろうって。風が全然ない“無風状態”。暑くて目が覚めた。熱中症で死ぬんじゃないかと」
関西電力送配電によると、停電は最大で24万4600軒に上りましたが、午前7時43分に復旧。一部の地中送電線で異常な電圧と電流を検出し、正常な区間の送電線まで遮断した可能性があるとしています。
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