11日から徳島市で阿波踊りが始まりました。お祭りを巡っては席の有料化が物議を醸していますが、伝統文化でもある祭りを守っていくにはどうすればいいのでしょうか。

 11日、徳島市で始まった日本三大盆踊りの一つ「阿波踊り」。祭りは15日まで続き、街を練り歩きながら多くの人を沸かせることとなります。

 一方、全国からも人が押し寄せる、こうした祭りで最近、あるものが物議を醸しています。それが“有料席”。

 例えば去年、徳島市の阿波踊りで設置されたのは踊り子の連を一望できる「プレミアム桟敷席」。お値段なんと1人20万円。

 収益を見込んでのことでしたが、後に建築基準法に違反していたことが発覚。返金に追われることに。

 また、「青森ねぶた祭」でも近年、高額の「VIPシート」を設置。なんと1組110万円にもかかわらず即完売となりました。収益は祭りの担い手などに還元。持続可能な循環モデルを作ることに役立てるそう。

 こうした各地のお祭りにネットでは…。

X(旧ツイッター)から
「祭りも収益がなきゃ継続できないからね」
「伝統や文化を守るためには工夫も必要」

 しかし、祭りの“プレミアム化”には疑問の声も。

 京都市の「祇園祭」ではアルコールや食事などを提供する1席15万円と20万円の「プレミアム観覧席」を設置したのですが、これに市観光協会の理事も務める八坂神社の宮司が反発。協会理事を辞任する意向を示したことが話題となりました。

 ネットでも…。

Xから
「祭りは地元の人が優先であってほしい」
「本来の祭りの価値ってなんだろう」

 祭りに限らず花火大会でも広がる有料席。果たして、お金での優遇は「あり」か「なし」か。

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