室内で飼われる犬や猫の思わぬ行動による火災が毎年起きているとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼びかけている。過去10年間でNITEに通知のあったペット関連の事故情報は61件で、うち9割が火災に至っている。外出する際はガスの元栓を閉めたり、家電の主電源を切ったりするなど対策を講じるように求めた。
NITEによると、平成25~令和4年度に寄せられた61件のうち、35件が猫で、17件が犬だった。高い位置にあるこんろなどに飛び乗りがちな、猫の高い身体能力が事故に結びつきやすいという。犬、猫を含めペット全体で最も多い事故は、ガスこんろのボタンに触れて発火するケースで23件。
大阪府では平成26年8月、20代女性が外出中に飼い猫がこんろのスイッチを押し、上に載っていた可燃物が燃える事故があった。28年には兵庫県で70代男性の飼い犬が、床の上で充電していたモバイルWi―Fiルーターにかみつき発火した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。