国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)で、ムラサキ科の一年草「ネモフィラ」が満開の時期を迎えた。
園内の「みはらしの丘」では、約4・2ヘクタールに約530万本が植栽されている。園の担当者によると、昨年11月に種をまき、今年1~2月は例年より気温が高い日が続いたが、3月は気温が想定より上がらなかった。花が咲き始めた4月以降も日照時間が少なめに推移し、今月18日に満開となった。昨年より3日ほど遅く、ゴールデンウイーク中盤まで見ごろが続きそうだ。
土曜や日曜に混雑が予想されているが、午前9時半の開園時間を繰り上げる予定の日がある。また開園直後や午後5時の閉園前は人がやや少なめで、日中とは違ったネモフィラに出会えるという。園の担当者は「花びらに朝露をまとっていたり、夕日のオレンジ色味がかったりしたネモフィラも幻想的です」と話している。【寺田剛】
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