東京の隅田川では、10日、毎年恒例の夏の風物詩「隅田川とうろう流し」が行われました。
川面に浮かぶ灯籠(とうろう)の幻想的で柔らかな光。
毎年8月に行われている「隅田川とうろう流し」は、関東大震災や東京大空襲などで亡くなった多くの人々の霊を弔うために、終戦の翌年の1946年に始まった伝統行事です。
灯籠には、願いの言葉や絵などが書かれ、参加した人たちはそれぞれの思いを込めて、灯籠を川に流していました。
参加者
「(Q.流してみてどうですか?)流せてうれしいなと思った。家族が楽しく仲良く元気に過ごせますように。友達と仲良く遊べますようにって書きました」
浅草観光連盟広報 飯島さん
「祖先への思い、先祖への思いというものが皆さんあると思いますし、さらに色々な災害に加え平和への祈り、皆さん思い思いの願いを灯籠に書いて流していると思います」
およそ5000個の灯籠が祈りとともに川に流され、橙色の光がゆらゆらと水面に揺らめき、隅田川は幻想的な雰囲気に包まれました。
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