気象庁=東京都港区虎ノ門3で、黒川晋史撮影

 大気の状態が非常に不安定となった影響で、関東地方では7日夜、局地的に猛烈な雨が降り、気象庁は埼玉県と群馬県の一部に「記録的短時間大雨情報」を出した。埼玉、群馬、山梨、長野県などの一部では、土砂災害の危険度が高まっているとして「土砂災害警戒情報」を発表した。

 気象庁によると、埼玉県川越市や鶴ケ島市、東松山市、群馬県下仁田町などの付近で1時間に約100ミリを超える大雨を記録。大雨の影響で交通網が乱れ、帰宅の足を直撃した。

 鉄道各社によると、JRでは、湘南新宿ラインや宇都宮線が一時運転を見合わせ、京浜東北線や埼京線でも遅延が生じた。西武池袋線や東武東上線でも一部区間で運転を見合わせた。東海道新幹線は、雨量が規制値を超え、新富士―静岡駅間で運転を見合わせた。

 日本航空によると、雷雨により羽田空港を発着する便に影響が出た。全日空も羽田空港発着便で遅延・欠航の可能性があるとしている。【宇多川はるか、斎藤文太郎】

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