日本有数のV字渓谷として知られる富山県の黒部峡谷で、今シーズン初のトロッコ電車の運行が始まりました。

 黒部峡谷鉄道のトロッコ電車は時速約16キロで、標高差380メートルの山道を縫うように走ります。

 運行初日の19日は全線20キロのうち、除雪が終わった7キロの区間で運行が始まりました。

 車内は雪解けを待ちわびた大勢の観光客らで賑わいました。

乗客
「めちゃくちゃきれいです。どこ見ても色鮮やかで、来て良かったです」
「ガタガタ揺れたので、気持ち良さそうに寝てしまいました」

 例年、5月には全線で運行が始まります。しかし、今年は能登半島地震の影響で上流の橋の一部が損傷したため、9月まで復旧工事が続く見通しです。

 新たな観光ルートである「黒部宇奈月キャニオンルート」も併せ、全線開通は10月1日ごろを予定しています。

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