愛媛、高知両県で震度6弱を観測した地震で、愛媛県は19日、同県愛南町の女性が避難途中に転倒し、骨折していたと発表した。両県と大分、広島県で確認された負傷者は15人となった。愛媛県宇和島市の市立小1校は地震で損壊した受水槽の復旧が終了し、22日に再開する見通し。
文部科学省は19日、複数箇所の石垣が欠けた宇和島市の国重要文化財「宇和島城」の被害を確認。市は修繕のため、文化庁に修理届を提出する方針。大分県竹田市の国史跡で歌曲「荒城の月」のモデルとなったとされる「岡城跡」でも石垣の一部にずれが確認された。
国土交通省は愛媛県内のホテルや民宿など7宿泊施設で建物の一部損壊があったと発表。愛南町の「山出憩いの里温泉」では、施設の屋根瓦の一部が落下し、水道設備も破損した。
愛媛、高知両県で断水は解消されたものの、宇和島市と高知県宿毛市では、さびなどが混ざり、水道水が濁っているという住民からの問い合わせが19日時点で100件以上あった。宇和島市の市立小では給食調理室の水が濁っており、給食を中止した。
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