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 次々と若き才能が出てくる世界で、40代も大変だ…。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」本戦トーナメント1回戦・第1試合、チーム藤井 対 チーム渡辺の模様が8月3日に放送された。この第2局、藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)と岡部怜央四段(25)が対局している最中、渡辺明九段(40)と山崎隆之八段(43)が40代の“オジトーク”を展開。しみじみと年齢を感じさせる内容に、ファンから「かわいすぎw」「ピーが入るトーク」と盛り上がった。

【映像】渡辺九段&山崎八段の“爆笑オジトーク”

 渡辺九段はタイトル31期を誇り、永世竜王・永世棋王の有資格者。開催中の伊藤園お〜いお茶杯王位戦七盤勝負では、藤井王位に挑戦、久々のタイトル獲得を目指している。また山崎八段も、ヒューリック杯棋聖戦五盤勝負で藤井棋聖に挑戦。惜しくもタイトル奪取はならなかったものの、独創的な将棋で絶対王者にぶつかっていった。

 今大会ではドラフト会議で2度抽選を外し、指名に困った渡辺九段が「パニックになった」中で選んだ山崎八段だったが、チームメイトとなってからは息ぴったり。性格は違うが、年齢が近いこともあってか、お互いの将棋観をぶつけてみたり、脱線して雑談を広げてみたりと、とにかく控室が賑やかになった。

 そんな中、第2局は藤井竜王・名人と、若手の注目株・岡部四段の対戦。持ち時間が少ない超早指しの中でも、なかなか発想が浮かばない手を次々と見せていた。すると山崎八段は「私と違って(チェスクロックが)ピーっとなっても、そこまで(慌てない)」とつぶやくと、渡辺九段も「まあまあ、それがちょっと我々と違う。ピーになってもまだ指せる。(自分は)ピーになったら終わり、将棋にならない」と、考慮時間が少なくなってから戦う苦しさをボヤいた。

 続けて山崎八段が「相手もピーだったらわからないけど」としたが、再び渡辺九段は「でも相手が若手だったらわからない。相手がおじさんだったら…」と、またボヤキ。もともと早指しは瞬発力、判断力に勝る若手が有利と言われている中、下の世代からの突き上げを食らっている40代棋士の悲哀も見えたやりとりに、ファンからは「かわいすぎw」「ピー同士」「ピーおじさん」「ピーが入るトーク」と盛り上がっていた。

◆ABEMAトーナメント2024 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が7回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士11人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全12チームで行われる。予選リーグは3チームずつ4リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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