違法な高金利で金を貸し付けるヤミ金融を営み、債務者の40代男性の首に火のついたたばこを押し当てて、やけどを負わせたなどとして、那覇署は2日、いずれも那覇市に住む貸金業の26歳と27歳の男2人を監禁や傷害などの容疑で逮捕したと発表した。署は捜査に支障があるとして認否を明らかにしてない。

 逮捕容疑は3月16日、那覇市国場のアパート一室で、債務者である会社員の40代男性を監禁し、胸を殴ったり、たばこを首に押し当てたりして、全治約20日間の胸部打撲や首にやけどなどを負わせた疑い。さらに昨年12月にも男性をロープでいすに巻き付け、首を絞めるなどの暴行を加えたとして、逮捕監禁と暴力行為等処罰法違反の両容疑で再逮捕した。

 署によると捜査の中で2人が無登録で貸金業を営み、法定上限を超える利息を受け取っていたことが発覚。県内の40~60代の男女6人に違法な利息で金を貸し付けたとして貸金業法違反容疑で逮捕したほか、2人に加え宜野湾市のアルバイトの男(27)を出資法違反などの疑いで書類送検。3人はヤミ金融営業について容疑を認めているという。

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