横浜市教育委員会は2日、市立小中学校3校で、教諭がプールの水を止め忘れ、計約1863立方メートルが流出したと発表した。代金約165万円の賠償は教諭らに求めず、処分は口頭での厳重注意のみ。昨夏に同様のミスが市内の小学校で発生し、再発防止マニュアルを作成したが、生かされなかった形だ。
注水の止め忘れがあったのは、茅ケ崎東小(都筑区)、港南台第一小(港南区)、寛政中(鶴見区)。5月から7月にかけ、約16時間半~約64時間半、水を出しっぱなしにしていた。市教委によると、注水作業していたのを失念したことなどが原因だという。
昨年8月、市立永田小(南区)のプールで止め忘れが発生。市教委は1月に再発防止マニュアルを作成し、各校に通知した。だが、教諭がマニュアル記載の作業手順に従わなかったり、教諭への周知が十分でなかったりしていたとしている。
それぞれの学校を所管する東部、南部、北部の学校教育事務所長は「再び3件続けて発生させたことを深くおわびする」とコメントした。【岡正勝】
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