皆さんのスマートフォンに、このようなメールが来ていませんか?
この記事の写真は14枚「水道局ご請求料金確定のお知らせ」とあるんですが、こうした「不審なメール」が急増しているんです。
■“東京都水道局”を名乗る偽メール
東京都水道局を名乗った未払い料金の支払いを求める偽メールです。
よく見るとアカウント番号や金額、期限が示されておらず、代わりに句読点の「。」があります。
そして、支払いを促すリンク「支払いの詳細リンクエント」。
「エント」とはなんでしょう?このリンクをクリックすると…
東京都水道局「別のサイトに移動し、個人情報を入力することでフィッシング詐欺にあう可能性があります」
偽のサイトに誘導し、クレジットカードの番号など個人情報を盗み出す、“フィッシング詐欺”。
東京都水道局の偽メールは、利用者ではない東京都民以外の人にも届いているといいます。
東京都水道局は、「リンク先で個人情報の入力を求めることはありません」としています。
井澤アナ「『未払い料金の支払いを求めるメールが届いた』という問い合わせは、およそ2週間で782件に上りました。去年の同じ時期は、0件だったということです」
問い合わせのあった782件中、63件は個人情報を入力してしまったといいます。
フィッシング対策協議会事務局の吉岡氏は、最近の特徴をこう指摘します。
フィッシング対策協議会事務局・吉岡道明さん「メールの文面をコピーされてフィッシングに使われることもあったりして見分けがつかない」
東京都水道局の偽メールも、コピーしたのか、本物のロゴが使用されているといいます。
また、この時期、フィッシング詐欺が増えるといいます。
フィッシング対策協議会事務局・吉岡道明さん「3月、4月とだんだん増えていく感じはある。人の移動が多い時期というのは増えたりする。例えば新卒・新社会人、引っ越しにかかわるような人の移動がある時期というのはフィッシング詐欺が行われることが多いと」
新しい生活のタイミングで、狙われているのではないか?というのです。
井澤アナ「街の人に話を伺うと、皆さんのもとに不審なメールが相次いで届いているということです」
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■不審なメール来ていませんか?街の人に聞く■不審なメール来ていませんか?街の人に聞く
30代「東京電力の」
「(Q.「東京電力の代理」と書いてある。東京電力局アプリをご利用いただきありがとうございます。東京電力は?)契約そもそもしていないです」 井澤アナ
「“お客様がお留守でしたのでお荷物を当社に戻しました”…ちょっと日本語がおかしい」 30代
「そうですね」
「(Q.「後日の配達をお待ちしております」ってなんか…)おかしいなと思ってクリックしなかったんですけど」 60代
「知り合いが運送会社の『届いてます』みたいな、それをやった時にすごく大変なことになった」
「(Q.友人がクリックしてしまった)してしまった。それでどうしたらいいかって機種変更かなんかした。それともメールアドレスを変えたか知らないけど」
「(Q.自身で押したことは)押そうとしたのよ。なにか当たりましたみたいな、それで『au』のところに行って『これ(不審メール)こんなに来るんだけど怪しいよね』って聞いて、『それダメです。ダメ』って教えてもらった。『これ詐欺ですよ』って」 この記事の写真を見る(14枚)
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