シェラトン都ホテル大阪と天王寺動物園が共同開発したスイーツが楽しめるアフタヌーンティー=シェラトン都ホテル大阪提供

 動物園の人気者がスイーツに変身――。シェラトン都ホテル大阪(大阪市天王寺区)では、天王寺動物園(同)と共同開発したスイーツが楽しめるアフタヌーンティーを7月1日から提供している。スイーツは園で飼育されている動物を再現。予定数を大幅に上回る予約が入り、当初8月31日までの予定を9月30日までに延長した。

 ホテルが食品ロスを削減しようと、余った食材を動物のエサ用に提供したことを機にコラボ企画が実現した。「天王寺動物園でしか飼育されていない動物を知ってほしい」との思いから、ニュージーランドの国鳥「キーウィ」やヒヒの仲間「ドリル」を含む8種類の動物が選ばれた。ホテルのシェフが園に足を運び、飼育員からのアドバイスも受けて柄や表情を細かく再現したという。

 人気のホッキョクグマ「ホウちゃん」はアイシングクッキーになり、ガラスの器の中で大好きなブイ遊びをしているように仕立てられている。カバの「ゲンちゃん」は水中にいる姿をゼリーに。ジャガーの「ロン」と「小春」をモチーフとしたチョコレートケーキもあり、見応えも食べ応えもたっぷり。

 ホテルの担当者は「天王寺動物園のスタッフと何度も試作を重ね、動物の細部までこだわったアフタヌーンティーです。夏休みの思い出にかわいい動物たちに会いに来てください」と話している。

 2階のレストラン&ラウンジ・バー「eu(ゆう)」で提供。時間は午後2~6時。平日は6000円、土日・祝日とお盆期間(8月13~16日)は6500円。入園チケット付き6500円。前日午後5時までの予約が必要。問い合わせはeu(ゆう)(06・6773・1302)。【中田敦子】

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