沖縄県内各地で厳しい暑さが続く中、県は29日、熱中症への注意を呼びかけた。遊びに夢中で水分補給に意識が向きにくい子どもや、暑さやのどの渇きを感じにくい高齢者は特に注意が必要とし「周囲の見守りや声かけが重要だ」と強調する。

 4月29日~7月21日までに県内で熱中症により緊急搬送された人は847人。昨年同時期と比べ約1・7倍に急増している。死亡者は3人で、昨年の年間死亡者と同数となっている。

 県は、熱中症は誰にでも起こり得るとし、(1)こまめな水分補給(2)炎天下を避ける(3)風通しをよくする(4)健康管理-の4点の頭文字「こ・え・か・け」を意識し、出かける前は天気予報をチェックするよう注意喚起。熱中症警戒アラートが発表された場合は不要不急の外出を避け、昼夜を問わずにエアコンを使用するなどの対策を促している。(社会部・下里潤)

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