滋賀県大津市で保護司の男性が殺害された事件を受けて行われた聞き取り調査で、1割近くの保護司が活動への不安を感じていることが分かりました。
聞き取り調査は保護観察を担当している保護司を対象に行われ、6月末時点で1万6184人のうち1割近くにあたる1480人が活動に何らかの不安を感じていると答えました。
自宅で面接を行うことへの不安のほか、「今後、なり手の確保が困難になるのではないか」といった声などがあがったということです。
また、滋賀県大津市で保護司の男性が殺害された事件の後、保護司10人がやめる意向を示したということです。
こうした結果を受けて、法務省は今後、1人を担当する保護司を複数指名するほか、自宅以外の面接場所の確保を進める対策を行っていく方針です。
小泉法務大臣は、26日の会見で「強い使命感のもとで大変な不安があるということが伝わってきた。不安を解消する手段を現場で見つけ、早急に実行するように指示をしている」と述べました。
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