沖縄県警宜野湾署は3月30日に乾燥大麻約0・11グラムを所持していたとして、当時高校生だった少年(17)=本島中部=を大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕・送検したと7月25日に発表した。逮捕は4月18日付。「自分で吸うために購入し、持っていた」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は3月30日午前0時10分ごろ、本島中部の店舗駐車場で、乾燥大麻約0・11グラムを所持した疑い。
県警によると、「少年が大麻を持っているかもしれない」との情報提供を受けて巡回していたパトカーが、店舗駐車場にいた複数の少年らを発見。職務質問で所持品検査をしたところ、少年のたばこの箱の中から乾燥大麻の巻きたばこが見つかった。秘匿性の高いアプリを通じて、個人売買で入手したという。
県警によると、今年上半期(1~6月)の大麻取締法違反の摘発人数(暫定値)は80人で、うち高校生を含む10代が15人だった。5月には、別の男子高校生が液状大麻(大麻リキッド)約0・44グラムを所持したとして同容疑で逮捕された。
半嶺満教育長は「誠に遺憾だ。極めて深刻な事態と受けとめている」とコメント。「児童生徒が薬物乱用を拒絶できる規範意識の向上と、インターネットによる薬物密売や誤った情報の氾濫などに対応した薬物乱用防止教育の充実強化に取り組む」とした。
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