19日午前6時40分ごろ、東京都渋谷区本町2の路上で、警視庁代々木署地域課の30代の巡査長が、向かってきたワンボックスカーに拳銃を1発発砲した。警視庁によると、車には男女2人が乗っており、運転席の男性の太ももに弾が当たった。命に別条はないとみられる。
警察官は、「けんかをしている」との110番通報を受け、現場に臨場していたという。発砲された車は数百メートル逃走したが、別の警察官が発見。男性を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。同乗していた女性と、現場にいたほかの女性2人からも事情を聴いている。代々木署は「発砲が適正だったか調べている」としている。
現場は京王線初台駅から、北西に約400メートルの住宅街。近所に住む男性（61）は「早朝に『パーン』という音と、大きな男性の声が聞こえた。発砲とは思わなかったので、びっくりしている」と話した。【朝比奈由佳、菅健吾】
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