ペダル付の原付バイクいわゆる「モペット」で走行していた女性が、ハンドル部分が突然折れて重傷を負ったとして、メーカー側に対して損害賠償を求める裁判を起こすことが分かりました。

 東京都内に住む50代の女性によりますと、2021年に自宅から勤務先に向かう途中、「モペット」のハンドル部分が突然折れて転倒し顔や腕などを骨折する重傷を負いました。

 女性側は国民生活センターなどによる調査の結果、「ハンドル部分が疲労破壊で破断する製造上の欠陥があった」などとして、メーカーの「glafit」社に対しておよそ2900万円の損害賠償を求め、来週にも裁判を起こすことが分かりました。

 現在、この型の「モペット」は製造されていませんが中古市場で売買されています。

被害を訴える女性
「人の命を失っては元も子もないので原因究明してほしい。謝罪を一言でもいいので言ってほしい」

 「glafit」社は「類似の案件が他になく、車体の引渡しを拒否されたため、原因不明となっています」とコメントしています。

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