鳥取県江府町長選挙の期日前投票で、全国初となる投票所での「オンライン立ち会い」が行われました。
選挙での投票立会人は、公職選挙法で投票所ごとに2人以上5人以下を確保することになっていますが、地方では過疎や高齢化の影響で立会人の確保ができず、投票所が減少しています。
この立会人不足による投票所の減少を食い止めようと、19日に行われた鳥取県江府町の町長選挙の期日前投票で、全国初となる投票所でのオンライン立ち会いが行われました。
会場となった投票所では通常の立会人のほか、投票所に設置されたカメラを通して別の場所にいる立会人が投票の様子を確認します。
オンラインの立会人
「実際、画面越しでも会場の雰囲気を感じることができましたし、普及していくと良いなと思います」
開始からおよそ1時間後にオンラインで確認していたモニターに映像が映らなくなるトラブルがありましたが、その間、投票所では別の立会人が選任され、およそ25分後にモニターは復旧しました。
鳥取県の平井知事は「期日前投票を全国初のオンライン投票立会によりほぼ円滑に行うことができ、弾力的解釈を示した総務省に感謝する。実施方法の改善を図るとともに、投票所確保に向けたさらなる改革を国に求めていく」とコメントしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。