数十年に1度だけ花を咲かせる「アオノリュウゼツラン」が坂戸市の民家で16日ごろから淡い黄緑色の花を咲かせ、評判を呼んでいる。
アオノリュウゼツランは中南米原産のリュウゼツランの一種。数十年に1度だけ株の中央から幹のような花茎が立ち上がり、花茎から伸びた枝の先に小さな花を付ける。1週間ほどで花が咲き終わると枯れてしまう。
開花したのは同市横沼の斉藤喜一さん(78)方の庭。50年ほど前、アロエの苗と思って鉢植えを譲り受け、長さ1~2メートルの多肉質の葉だったため「お化けアロエ」と呼んで庭に植え替えたという。変化があったのは今年5月ごろ。株の中央部から花茎が伸び始め、約2カ月間で高さ約8メートルまで成長した。16日ごろ、一番下の枝から黄緑色の花が咲き始めた。
斉藤さんは「娘がインターネットで調べ、数十年に1度しか見られない花と知った。驚いたが、黄緑色の珍しい花を皆さんにも見てほしい」と話している。開花は同市のSNS(ネット交流サービス)でも紹介され、話題になっている。【仲村隆】
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