札幌ドーム(札幌市豊平区)を運営する市の第三セクター「株式会社 札幌ドーム」は19日、大和ハウス工業(本社・大阪市)と札幌ドームのネーミングライツ(施設命名権)契約を締結したと発表した。契約期間は8月1日から4年間で、愛称は「大和ハウス プレミストドーム」となる。契約金額は、「双方の取り決めにより非公表」(札幌ドーム)としている。
プレミストは、大和ハウス工業が供給する分譲マンションのブランド名。同社は命名権取得理由について、「北海道における認知度が高まり、大きなイベントの場合には全国にも波及し、ブランド力の向上が期待できる」と説明している。
札幌ドームの山川広行社長は「『皆様に親しまれる地域のシンボル』となることを目指す当社にとって、非常に心強いパートナーに恵まれたと感じている。皆様に愛される場所となるよう、イベントを数多く開催し、良い発信をしていくために、最大限の努力をしていく」とのコメントを発表した。
札幌ドームは今年1月、安定収入の確保などを目指して、希望契約期間2~4年、希望売却金額年2億5000万円以上で命名権の募集をスタート。2月末の募集締め切りまでに応募がなく、募集期間を延長していた。【高山純二】
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