自民党の堀井学衆議院議員が選挙区内の人に秘書を通じて香典を渡すなどの疑いがあり、東京地検特捜部が事務所などの家宅捜索に乗り出しました。
(社会部・織田妃美記者報告)
午前10時45分ごろ、堀井議員の議員会館事務所には15人ほどの特捜部の係官らが入っていきました。
特捜部が公職選挙法違反の疑いで家宅捜索に入ったのは議員会館事務所のほか、北海道登別市にある地元事務所などです。
関係者によりますと、堀井議員は2022年ごろ、選挙区内の複数の有権者に対し、自分の名前が書かれた香典を秘書らに持参させた疑いがあります。
特捜部は、派閥の政治資金パーティーを巡る捜査のなかでこうした疑いを把握し、これまで事務所関係者らに任意で事情を聴いていました。
事務所関係者は「堀井議員が秘書らに香典の配布を指示していた」「2022年に秘書が香典などを持参したのは20件ほど」だと説明していて、額は合わせて数十万円に上るとみられます。
特捜部は捜索で押収した資料を分析し、実態解明を進める見通しです。
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