京都アニメーションのスタジオが放火され、社員36人が亡くなった事件から18日で5年を迎え、現場の跡地では追悼式が営まれました。
(千葉泰真記者報告)
事件が起きた第1スタジオの跡地で営まれた追悼式は18日午前終了し、遺族や関係者らおよそ150人が参列しました。
式のなかで、京アニの八田英明社長は「36人の仲間は日本を代表するクリエーターだった。皆が遺してくれた志を胸に作品をつくり続けて参ります」と改めて再建に向けた決意を語りました。
5年前のきょう、京都アニメーション第1スタジオが放火され、社員36人が死亡、32人が重軽傷を負いました。
今年1月に殺人などの罪で死刑判決を言い渡された青葉真司被告は判決を不服として控訴しています。
遺族の1人は事件後の月日を振り返り、「この5年間は本当に一瞬だった。1審の判決が出て時間が経ったなかで迎えるきょうは1つの節目だ」と話しました。
現在は更地となっている第1スタジオの跡地には京アニの事業所が再建され、そこには亡くなった36人の氏名を刻んだ非公開の慰霊碑が建立される予定です。
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