36人が犠牲になった2019年の京都アニメーション放火殺人事件は18日、発生から5年を迎えた。事件が起きた第1スタジオ(京都市伏見区)の跡地では京アニ主催の追悼式が営まれ、遺族やスタッフら約140人が参列し、犠牲者の冥福を祈った。

 京アニによると、式は跡地に設営されたテントで、事件発生時刻に合わせて午前10時半ごろに非公開で始まった。冒頭に黙とうをささげた後、遺族やスタッフ代表が弔辞を読み上げた。

 事件は、19年7月18日午前10時半ごろ、発生。青葉真司被告(46)が第1スタジオでガソリンをまいて放火、従業員ら36人が死亡した。京都地裁は24年1月、殺人などの罪に問われた青葉被告に死刑判決を言い渡した。青葉被告は控訴している。【水谷怜央那】

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