群馬県警本部=前橋市で、西本龍太朗撮影

 寺院から現金約3500万円を盗んだとして、群馬県警捜査3課などは17日、太田市熊野町の建設会社役員、大槻匠容疑者(29)を建造物侵入と窃盗の両容疑で逮捕した。大槻容疑者は窃盗グループの指示役とみられる。

 逮捕容疑は男2人と共謀し、2023年9月8日未明、東京都八王子市内の寺院に侵入し、現金約3512万円と金庫などを盗んだとしている。県警は認否を明らかにしていない。

 同課によると、防犯カメラの映像や共犯者の供述などにより、大槻容疑者が浮上したという。栃木や埼玉などの隣県のほか、山口県や鳥取県など10県で数十件の余罪があるとみて調べている。【加藤栄】

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