山梨県の南アルプス市で、高級サクランボとして知られる「佐藤錦」の収穫作業が始まりました。
「佐藤錦」は強い甘みが特徴のサクランボの高級品種です。
18日、今シーズン初めて実を摘み取る作業が行われました。
高い栽培技術と厳しい温度管理の下で育った実は、鮮やかな赤色で張りとツヤがあります。
一つひとつ手作業で丁寧に収穫されたサクランボは主に首都圏や関西方面に出荷され、市場では80グラムあたり800円前後の卸値が付くと予想されています。
「佐藤錦」生産者 手塚政廣さん
「無事に収穫できて、そしておいしいものを消費者の皆さんに届けられる。それは皆さん望んでいるし、私もそういうふうに望んでやっております」
燃料価格の高騰などで農家にとっては厳しい状況が続いていますが、生産者は1人でも多くの人においしいサクランボを届けたいとしています。
山梨県内のサクランボのハウス栽培は5月中旬頃に最盛期を迎え、露地ものが出回る5月下旬頃まで甘酸っぱい風味が楽しめるということです。
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