「大太鼓の里」として知られる北秋田市の八幡宮綴子(つづれこ)神社で15日、例大祭があった。直径3・8メートルの日本一の大太鼓の出陣行列が地域を練り歩き、同市ふるさと大使の俳優、高橋克典さん(59)も初参加。沿道の観客が沸いた。
雨ごいや虫追いのために打ち鳴らし、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する伝統行事で、約750年の歴史を持つ。下町が豊臣方、上町が徳川方を名乗って大きさを競い合い、太鼓が巨大化。1年交代で行進する。
この日、ギネスブック公認(3・71メートル)の下町を上回る上町の大太鼓に若衆たちが陣取って、バチを両手に「ドーン、ドーン」と大音響をとどろかせると、熱気は最高潮に達した。
父親が北秋田市出身の高橋さんは「もっと早く来れば良かった。すてきなお祭りです」と笑顔だった。【田村彦志】
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