線路上になぜかトラックが停車。乗客が閉じ込められました。

 トラックは電車と平行して線路上に止まっていました。

 11日午前10時すぎ、南海本線の泉大津駅と忠岡駅間の踏切で4トントラックに急行電車が衝突する事故が発生。

 電車の中から写真を撮った乗客は。

当該電車の乗客
「急ブレーキで『なんだ』と思って外を見たら、トラックが大きな音をさせてぶつかってて、トラックがなんでここにいるんだろうという感じでした」

 警察などによりますと、トラックが踏切に進入したところ、遮断棒が降下し、荷台部分に接触して立ち往生。それに気付いた電車の運転士は非常ブレーキを掛けましたが、間に合わずに衝突したということです。

トラック運転手(20代)
「踏切を抜けきれずに遮断棒が下りてきました」

 急行電車の正面のガラスは、ぶつかった衝撃で蜘蛛(くも)の巣状に割れていました。

 電車に乗っていた娘から連絡をもらった母親です。

電車内にいる娘から連絡を受けた母親
「ドーンと衝撃があって緊急停止したと、電車の右側とトラックがぶつかったと言ってました。次女は一番前に乗っていたからぶつかる瞬間を見たと言ってました」

 トラックの運転手と乗客・乗員およそ400人にけがはなく、事故からおよそ1時間15分後、乗客は最寄りの駅まで線路上を歩いて移動しました。

 南海本線と空港線は午後3時半ごろ、全線で運転を再開しました。

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