アパートに放火して住人を殺害したとして、大阪府警西成署は10日、大阪市西成区花園北2、アルバイト清掃員、新去田（にいだ）信善容疑者（60）を現住建造物等放火と殺人の疑いで逮捕した。「全く身に覚えがありません」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は6月9日午前6時すぎ、同区太子2にある木造2階建てアパートの1階に放火し、2階に住んでいた無職の牧田奈々絵さん（48）を急性一酸化炭素中毒で死亡させたとしている。
アパートはほぼ全焼したが、当時在室していた牧田さん以外の6人は避難して無事だった。
火元とみられる1階の部屋について、出火時間帯に住民が不在で窓が開いていたことから、署は放火の可能性も視野に捜査していた。周辺の防犯カメラを調べたところ、新去田容疑者とみられる人物が火の付いた何かを室内に投げ入れている様子が記録されていたという。府警は動機や2人の面識の有無などについて調べている。【林みづき、斉藤朋恵】
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