元自衛官の五ノ井里奈さんが性被害により精神的な被害を受けたとして、元隊員5人と国に賠償を求めている裁判で、一部の隊員と和解が成立したことが分かりました。
元陸上自衛官の五ノ井里奈さん(24)は、2020年から2021年にかけて、福島県の陸上自衛隊郡山駐屯地などで、当時の男性隊員5人から身体を触られたり、押し倒されたりするなどの性被害を受けたとして去年、元隊員5人と国に、合わせて750万円の損害賠償を求めて裁判を起こしていました。
五ノ井さんは自身のSNSで、9日に元隊員のうち3人と和解が成立したことを明らかにしました。
3人はいずれも五ノ井さんに対する強制わいせつ事件で有罪が確定した元上司です。
和解に当たって、3人は五ノ井さんに謝罪し、一定の金銭を支払うということです。
別の1人とは去年10月に和解が成立していて、今後は、国と元隊員1人を相手に裁判が続きます。
画像:日本記者クラブ
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。