詐欺被害を未然に防いだとして館山署から感謝状が贈られたセブン-イレブン南房総三芳店の稲田泰貴店長(中央)=館山市の館山署で‎2024年‎7‎月‎3日午前‏‎10時1分、岩崎信道撮影

 SNS(ネット交流サービス)を通じた投資、ロマンス詐欺の被害を未然に防いだとして、千葉県警館山署は3日、セブン―イレブン南房総三芳店(南房総市千代)に感謝状を贈った。

 同署によると、5月13日午後1時ごろ、同店のパート従業員、安田美和子さん(56)が、常連客の女性から電子マネーカードの購入方法を尋ねられた。女性はカードの購入をした経験がなく、不審に思った安田さんは店長の稲田泰貴さん(37)と理由を尋ねた。女性が携帯電話でのメールのやりとりを示し、相手方からカードの購入と番号を教えるよう求められたことを明らかにしたため、詐欺と確信し、110番して被害を食い止めた。

 同署の松本丈史署長から感謝状を受け取った稲田さんは「被害はなかったものの詐欺が疑われるケースに何度か遭遇したことがあり、日ごろから気をつけていた。未然に防げてよかった」と話した。【岩崎信道】

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