異例の暑さのなか、水難事故が相次いでいます。水泳の授業中に小学生が亡くなり、波紋が広がっています。

 亡くなったのは、高知市の長浜小学校4年生の男子児童です。

死亡した男児の同級生の保護者
「ちょうどうちの息子が同じクラスで遊び相手だった。悲しすぎて泣けなかったと…」

 事故は、水泳の授業中。ただし場所は、近隣の中学校のプールでした。小学校のプールが故障したためです。

 水深は、小学校のプールが一番深いところでも119センチだったのに対し、中学校のプールは、深いところで130センチを超えていました。

 亡くなった男の子は、背が立たなかった可能性があります。

長浜小学校 中村仁也校長
「(Q.130センチより身長があったのか)小柄なお子さんということで…」
「(Q.130センチより身長があったのかなかったのか)保護者と話ができていないので…」
「(Q.何センチか聞きたいのではない)いや、小柄なお子さんです」

死亡した男児の同級生の保護者
「(Q.亡くなった子は小柄?)うちの子と一緒ぐらいなので、120センチ未満ぐらい」
「(Q.水深が130センチだから顔も出ない?)そうですね」

 学校側の説明では、亡くなった男子児童は泳ぎが苦手なグループに属し、水深の浅いプールサイドに近い場所で、教員による一対一の指導を受けていたといいます。

 ところが、男の子は、最も深い場所の近く、水深130センチの所で発見されました。

 同級生2人が見つけて水から引き上げましたが、3人いた教員は気付いていませんでした。

長浜小学校 中村仁也校長
「(Q.なぜ深いところに?)そこが分からない」

 36人の児童に対して、教員は3人。監視体制は十分だったのでしょうか。

 今後のプール授業について、校長は。

長浜小学校 中村仁也校長
「今回のことを受け、水泳授業は中止と」

死亡した男児の同級生の保護者
「命を預かっている…。言葉にならずに申し訳ない」

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