九州本土で最も早いとされる米の収穫が8日、鹿児島県南さつま市金峰町で始まった。7月いっぱいごろまで続く。
東馬場伸さん(73)の水田では減農薬・減肥料の特別栽培米「金峰コシヒカリ」が9ヘクタールに植わり、金色に実った稲をコンバインで一気に刈っていった。
同市農村振興課によると、地区内438ヘクタールで3月7日から順次、田植え。5月以降の温暖な気候で例年より1週間ほど早く生育し、収量は平年並みの約2000トンを見込む。
東馬場さんは「米不足で価格も上昇しており、一刻も早く消費者に新米を届けたい。いい出来だと思う」と話していた。
新米の一部は県立南薩特別支援学校に贈られ、19日の給食で提供される。【梅山崇】
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