東京・台東区で、下町の夏の風物詩「入谷朝顔まつり」が始まりました。

 看板娘の威勢の良い声が早朝の入谷に響き渡ります。

 朝顔まつりは、江戸時代末期に入谷周辺に住む武士がアサガオの栽培を行っていたことから始まりました。

 入谷鬼子母神とその周辺には、およそ5万株のアサガオが4色入りの「あんどん仕立て」として販売されています。

訪れた人
「僕は青のこの色が好きです」
「この3色が好き」
「暑くて水筒も空になっちゃって大変ですけど、アサガオを見て涼めたなと思います」

 江戸時代の歌舞伎役者にちなんだ「団十郎」などの人気の品種は、午前中のうちに売り切れることもあるそうです。

入谷朝顔組合 半谷善之組合長
「昔、二代目の団十郎さんが、暫(しばらく)という(歌舞伎の)演目の中で衣装が茶色だったので、その色によく似てるっていうので団十郎の名前が付いて、今でも結構人気」

 朝顔まつりは8日まで開催されていて、訪れた人にひと夏を楽しんでもらいたいと半谷さんは話しています。

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