「日立造船」の子会社が船のエンジンの燃費データを改ざんして出荷していたことが分かりました。

 日立造船によりますと、グループ子会社の「日立造船マリンエンジン」と「アイメックス」が、船の試運転時にとるデータのうち燃料消費率の数値を改ざんしていたということです。

 1999年以降、船用エンジン1364台で不正が確認され、数値を取引先の求める許容範囲内に収めるためなどだったと説明しています。

 日立造船は、「現時点でエンジンの使用時に安全性が疑われる事案は確認されていない」としています。

 国交省は日立造船に対し、全容の解明と再発防止策の策定について来月末をめどに報告するよう指示し、他のメーカー19社に対しても不正がなかったか調査して報告するよう求めています。

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