首都の七夕決戦へラストスパート。各候補、最終盤の選挙戦略に注目しました。

 七夕の首都決戦。残り2日、5日の選挙戦略は。

■小池知事 公務と選挙の二刀流?

 公務ファーストで街頭演説にあまり出ない小池百合子候補。公務を通じて公約をアピールでしょうか。ネットでは「AIゆりこ」がこれまでの実績をアピールします。

 5日はこの後、街頭に立つ予定で、公務と選挙の「二刀流作戦」です。

現職 小池百合子候補(71)
「災害対策、そして都民の命と財産、それから暮らしを守っていくということを引き続き訴えていきたい」

 ただ、選挙期間中、公務での「視察」が多いことにこんな指摘も。

小池百合子候補
「(Q.公務に名を借りて選挙活動をしているとみられかねないという指摘も聞かれるが?)視察に行くことについて何の問題もないと思っております。むしろもっともっと見ていくところはあるかと思っております」

■石丸氏 リアル&ネット“両面作戦”

前安芸高田市長 石丸伸二候補(41)
「いや〜、もう絶好調ですね。東京は動いてますよ」

 そう話すのは石丸伸二候補。SNSなどネットを駆使する一方で、この都知事選、毎日10カ所程度、精力的に街頭演説をこなしています。リアルな世界とネットの世界の「両面作戦」です。

石丸伸二候補
「首都・東京を経済都市としてどんどん成長させていきたいと思います。何よりも一丁目一番地、政治再建、見える化分かる化です。これを私がやってみせます。ぜひ任せてみて下さい」

■田母神氏 応援に“お友達作戦”

 デヴィ夫人や俳優の西岡徳馬さんが応援演説に駆け付けた田母神俊雄候補。5日は「お友達作戦」です。

元航空幕僚長 田母神俊雄候補(75)
「私は都民税の減税、それから住宅手当の引き上げによって皆さんの手取りを増やし、若い人が結婚できるようにしたいと思います。衰退する東京を、これを止めなければいけません」

■蓮舫氏は「R」着て“接近戦”

 5日午前8時、すでに30℃超えの暑さとなった都心。イニシャルの「R」と書かれたTシャツを着て登場です。

 蓮舫候補、自らチラシを配り写真撮影にも対応。知名度が高いゆえに効果が期待される「接近戦」です。

前参議院議員 蓮舫候補(56)
「産めよ増やせよじゃないんです。産まない女が問題だじゃないんです。誰かのせいにして政治が何もしてこなかった責任を取らない。私は国がこういう姿勢だったら東京都で子育てをする人は、私は細やかな気配りが寄り添う、そういう政策展開をしていたいということをぜひお約束させて頂きたいと思います」

■候補者乱立 “異例の七夕決戦”

 これまでで最も多い56人が立候補した今回の都知事選。7日に投票日を迎え、即日開票されます。

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