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 大分・別府市で起きた大学生死亡ひき逃げ事件。全国に重要指名手配されている八田與一(はったよいち)容疑者はいまだ足取りが掴めていない。道路交通法違反(ひき逃げ)での時効は7年と定められているが、時効が成立するとどうなるのか。弁護士が解説した。

【映像】事件直後に買い物をする八田容疑者(防犯カメラの映像)

 2022年6月29日。交差点の赤信号で並んで停車中の大学生2人のバイクに、後方から八田與一(はったよいち)容疑者が運転する軽乗用車が法定速度をはるかに上回る時速100km近いスピードで追突した。その衝撃でバイクは火花を散らしながら激しく吹き飛ばされ、八田容疑者の車はそのまま交差点を超え電柱に激突。この追突で大学生Aさんが死亡、友人のBさんはけがをした。

 八田容疑者は被害者を救護することなく現場から逃走。現場にはブレーキ痕はなく、警察は故意に追突した可能性も視野に捜査を進めている。

 道路交通法違反における時効が成立したら場合どうなるのか。弁護士の清原博氏は「事件としては立件できない、裁判をできない状況になる。捜査も事実上打ち切るということになる」と説明した。

 事件から2年が経ち、時効までおよそ5年となったことについて「悠長なことを言っていられない状況」と時効の問題を解決すべきだとして「八田容疑者が必ずスマホなどを手にして情報を得ていると思われ、自分の容疑がひき逃げで時効7年というのはもう知っている」と指摘。

 そして「時効のない『殺人』の容疑に切り替えられたとして、それが報じられたら、八田容疑者はそれを知る。殺人容疑になって時効がなくなると相当本人へのダメージは大きい。もちろん捕まれば重大な犯罪で処罰も重くなるが、時効がなければ何年先逃げても捕まるので」と、容疑を切り替えることの利点について解説。

 「精神的に八田容疑者を追い詰めることができる。これは大きなことだと思うので、殺人容疑の切り替えを警察は早々にやっていただきたい」と訴えた。

情報提供は別府警察署(0977-21-2131)まで。X(旧Twitter)の番組公式アカウント(@News_ABEMA)のダイレクトメッセージでも情報を募集している。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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