新紙幣の発行に乗じて早くも高齢者の詐欺被害が出ていて、4人が約1500万円をだまし取られています。

 警視庁などによりますと、被害に遭ったのは80代から90代の男女4人で、被害額は合わせて約1500万円となっています。

 金融機関の職員を名乗る人物が電話で「古いお札は使えなくなる。銀行員が取りに行くので預けてくれればすぐに交換する」などと言い、現金をだまし取ったということです。

 他にも都内では「紙幣の発行枚数を国が調査しているので協力して下さい」とうたった手口も確認されています。

 3月以降、警視庁には複数の被害相談が寄せられていて、「金融機関の職員が紙幣の交換に行くことはなく、紙幣の交換もあり得ないので、だまされないでほしい」と注意を呼び掛けています。

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