スマートフォンの使いすぎで小指や親指に思わぬ異変が起きる恐れも。
■小指が曲がる「スマホ小指」
今や生活に欠かせないスマートフォン。普段どんな持ち方をしていますか?
一歩間違えば、小指が変形してしまう危険な持ち方がありました。
毎日スマートフォンが手放せないという20代の女性。
スマホ利用1日6時間の女性「1日6時間くらい使っている」「TikTokみたりInstagramみたり」
彼女には悩みがありました。
スマホ利用1日6時間の女性 この記事の写真は12枚 スマホ利用1日6時間の女性「曲がってます、小指が。こっちのほうが曲がっている」
原因は、スマホの使いすぎだと感じています。
「スマホ小指」これは整骨院を受診した人の右手。小指が外側に開いています。「スマホ小指」と呼ぶそうです。問題は、スマホの持ち方。
いしがみ整形外科クリニック・石神 等 院長「小指にひっかける。そうするとあまり力が必要ないので、無意識にこうやって使うが、これをやることによって重みが小指に…圧迫が加わって、一時的にへこむ」 スマホの重みが小指に
スマホを片手で持って長時間小指だけで支えると、小指の負荷が大きくなってしまいます。
軽いしびれの恐れも いしがみ整形外科クリニック・石神 等 院長「近くに神経があるので、やりすぎると神経の圧迫を起こして軽いしびれを起こす恐れ」
先ほどの女性も…
取材した女性も スマホ利用1日6時間の女性「こうやって持ってる」
「(Q.小指にかけた方が持ちやすい?)こっちのほうが安定する」
スマホが原因の痛みは小指だけでありません。
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■「スマホ腱鞘炎」も…セルフチェックするには■「スマホ腱鞘炎」も…セルフチェックするには
いしがみ整形外科クリニック・石神 等 院長「スマホの腱鞘炎。病名で言うとドケルバン病。親指を動かすための腱がある。この腱を動かすことによって炎症を起こす」 手首に痛み「スマホ腱鞘炎」
手首に痛みを感じる「スマホ腱鞘炎」。スマホの操作をする際、片手の親指だけ使いすぎると腱が腫れることがあるといいます。
親指だけで操作をすると街には、親指だけで操作する人も見られました。「スマホ腱鞘炎」かどうかセルフチェックするには…
スマホを使う側の親指を包み込むように握り、
セルフチェックその1腕をまっすぐ伸ばして前に倒します。
セルフチェックその2 スマホ利用1日10時間の女性「痛いです。痛いです」
「痛い痛い痛い」
「え、何かあるのかな」 街の女性もセルフチェック
痛みがあれば要注意。
スマホ利用1日10時間の女性「(Q.スマホ腱鞘炎)えーそうなんですか」
「危ないんですか!たまにしびれる」
「(Q.スマホ何時間使う?)10時間は使っていると思う」
「私も10時間は使います」
■2つの痛み…対策は?
まず「スマホ小指」については、とにかく小指に負荷をかけないことが大事。
いしがみ整形外科クリニック・石神 等 院長「こうやって(片方の手のひらで)持って、反対側の人さし指や中指で操作」
片方の手のひらで持ち、もう片方の指で操作すること。
「スマホ小指」対策その1あるいはスマホを寝かせて持ち、小指だけで支えないよう心掛けて欲しいといいます。
「スマホ小指」対策その2そして、スマホ腱鞘炎は…
いしがみ整形外科クリニック・石神 等 院長「『スマホ腱鞘炎』は日常生活に問題があるくらい痛みが出ても、整形外科に来ていただければ注射一発で簡単に治るので、そんなに心配しなくても大丈夫」 この記事の写真を見る(12枚)
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