サタデーステーションが向かったのは「富士山の玄関口」です。
仁科健吾アナウンサー
「ひっきりなしに観光バスが訪れて、観光客が続々と降りてきます」
横浜から来た客
「外国の方がすごく多くて活気づいてる」
売店
「忙しくなるんだろうなという、ワクワクな不安」
登山道のオープンが迫る富士山。これは山頂付近の様子です。ガイドらが雪かきをおこなう姿もありました。
雪かきするガイド
「3mくらい雪が積もっています」
今年は例年と違う様子がありました。
仁科健吾アナウンサー
「5合目にはこうした開閉式のゲートが設置されています。隣を見てみますと「やめようストップ、弾丸登山」と書かれた看板が置かれています」
大きく変わるのが「登山ルール」です。これは去年の映像です。はるか上まで列をなす登山客に、リスクを無視し一気に山頂を目指す“弾丸登山者”が急増。こうした「オーバーツーリズム」や「弾丸登山」対策で今年から「入山規制」を導入。新たに2000円の通行料を設定し、1日の上限を4000人に制限。午後4時から翌日の午前3時までは入口ゲートを封鎖します。
ゲートをこえた先にある安全指導センターで準備を進める人は、期待を口にします。
富士吉田市富士山担当課長:羽田正利さん
「準備が十分でない方々は昨年度で20数%。約3万人がゲートを閉めた時間帯に去年通っていた。(今年は)その時間帯の人数が減少していくのでは」
8合目にある山小屋では、すでに規制の影響が出ていました。
山小屋「太子舘」井上義景さん
「予約開始時の勢いが去年よりも早かった」
山小屋の予約があれば、ゲートの閉鎖時間や入場制限に関係なく、入山することが可能となるため、今年は早い段階で予約がほぼ満室になったといいます。オープンが迫る一方で、今週、調査で富士山に登った富士五湖管理官事務所の斎藤さんは、この時期、特に注意が必要な点もあると指摘します。
富士五湖管理官事務所:斎藤明光さん
「これが26日、今の状態では雪が残っている。落石自体はいつでも起きていて(梅雨で)雨がたくさん降ったりすると、落石の危険性が高まる」
山頂付近で発見された遺体も、今月登山中に行方不明になった男性でした。
富士五湖管理官事務所:斎藤明光さん
「突風や雷が起こることもあり、山頂の気温は一けた台。計画もなく気軽に来るとトラブルになるので気を付けてほしい」
くわしくは動画で…
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