静岡県では「線状降水帯」が発生し、危険な大雨となりました。
■横殴りの雨“視界が真っ白”
横殴りの雨。傘を差した人は腰をかがめて前へ進みます。線状降水帯が発生した静岡県。危険な雨が打ち付けます。
28日午前11時前、気象庁は静岡県に対して顕著な大雨に関する情報を発表しました。
雨雲レーダーを見ると、午前中に帯状の雨雲が静岡県に掛かり続けているのが分かります。
■“立ち往生”冠水道路から脱出
その時間帯の沼津の様子は車からも分かる台風のような雨。
運転手
「(Q.車、通れない?)壊れちゃう可能性があるので、避けました」
冠水した道路を前に車が引き返します。
ここからさらに雨が強まります。雨だけでなく、風も吹き付けます。沼津市内の住宅街を走る道路は一気に冠水します。
冠水した道路で立ち往生した車を発見しました。運転手は車を置いて脱出します。
運転手
「(Q.お体は?)僕は大丈夫ですけど、中の物が壊れちゃいました。色々と」
警察に連絡を取り、助けを求めます。
運転手
「車が動かせない状態ですね」
■「座席まで水が」 運転手脱出
仕事の移動中、冠水に気付かずに入ってしまったそうです。その理由が分かりました。
運転手
「柵みたいなものが簡易的に『通っちゃ駄目』というのが道路の真ん中に置けばいいのに、端に置いてあったから『行っていいのかな』と思って行ったら、だんだん水が増えて行くのも戻るのもできなくなって水没」
地元の人
「市が(進入防止の)バリケードやってたけど、バリケード流されちゃったんです」
市が進入禁止のバリケードを設置しましたが、それが流されたということです。流されたバリケードでしょうか、浮かんでいるのが分かります。
運転手
「(Q.車の中の状態は?)もうここ(腰)まで来てた。座席のところまで水が来てた」
沼津市内を流れる川は朝からみるみる増水し、道路が冠水していきます。
雨は関東でも…。
予想をはるかに超えた危険な雨。被害は各地で相次ぎました。
▶テレ朝天気
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。