自ら腹部を刺したのに「刺された」と知人の男性に虚偽の被害申告をし110番させたとして、兵庫県警芦屋署は17日、偽計業務妨害の疑いで兵庫県芦屋市西蔵町の会社役員、小野哲寬(あきひろ)容疑者(52)を逮捕した。「自作自演の強盗被害を知人に説明し、110番通報させたことに間違いない」と容疑を認めている。
逮捕容疑は9日午前6時ごろ、自宅近くの路上で知人に対し「刺された」などと虚偽の犯罪事実を説明。知人に110番させ、芦屋署員らの業務を妨害したとしている。
同署によると、小野容疑者と知人の男性は待ち合わせをしていたといい、待ち合わせ場所に着いた知人がけがをしている小野容疑者を発見。知人の男性が声をかけると、「振り向いたら刺された。かばんをとられた」などと説明し、知人に110番させたという。
小野容疑者は救急車で病院へ搬送されたが、17日に退院。芦屋署が、小野容疑者を任意同行し事情を聴いていた。同署が詳しい経緯や動機を調べている。
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