全国で相次いでいる金属の窃盗事件について神奈川県警は26日、全体の件数は減少傾向にあるものの、太陽光パネルの銅線を狙った事件が増加していることを明らかにしました。
26日、神奈川県警は直江利克本部長の定例会見で、刑事事件の認知件数や検挙件数について説明を行いました。
全国で相次いでいる銅などの金属の窃盗事件について、神奈川県内では今年1月から5月にかけて211件の発生があり、去年の同じ時期と比べると9件少なくなっています。
一方で、去年は全体の1割程度だった太陽光パネルの銅線窃盗については今年は全体の約4割を占めていて、増加傾向にあります。
これについて直江本部長は、太陽光パネルの設置場所は周りに人がいないため狙われている可能性があると説明しました。
太陽光パネルの設置数が多い県西部の松田警察署では、プロジェクトチームを立ち上げて設置業者との情報共有や見回りを強化しているということです。
また、銅線などの買い取り業者とも連携を取り、被害減少を目指すとしています。
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